平和と感謝~戦争の話~

本日は、仲のいいお友達数名で、もうすぐ102歳になるおばあちゃんから戦争の時のお話を伺いに行きました。
おばあちゃんはお友達の親戚の方で、シルバーカーを押してご登場されました。耳が遠いくらいで意思の疎通はしっかりされていて、メガネをかけずに新聞を読んだり、ハッキリとしたお声でお話しをされていて、とても102歳とは思えないほどお元気な優しい方でした。
お会いするまでどんなことを質問しようかといろいろ考えていましたが、当時の辛い経験を思い出して傷つけてしまわないか。とか、どこまで踏み入れて良いのかなどと考えていたら頭が真っ白になってしまいました。

今日、誰のために生きる? [ ひすいこたろう ]

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世間話から始まり、「戦時中はこの辺の地域はどんな感じだったの?」なんて聞いたら、「B-29が編成を組んで飛んできて…」と話し始めてくれました。
私は疎開になるような地域だと思っていたので、いつも見ているこの空にも昔は戦闘機が飛んでいたのか。と衝撃を受けました。

警報が鳴ったら仕事をしていようが何をしていようが、とにかく防空壕に行く。防空壕が遠ければ机の下などに見つからないように隠れる。親戚の当時90歳のおじいちゃんは戦闘機を口を開けて茫然と立ち尽くしていてそのまま…

そのおじいちゃんは耳と目が不自由で叫んで呼んでも聞こえなかたけど、誰も助けに行くことはできなかった。とおっしゃってました。
その話を聞いて、私はおじいちゃんは耳と目が不自由なのに何かを察していたのだろうかと思っていまいた。なぜ聞こえない見えない人が空を見上げて叫んでいたのか…
たくさんの戦闘機が低空飛行をしていれば、音が凄まじいもので地響きもすごかったのではないかと。
時々自衛隊の飛行機が真上を飛んでくる時、一機だけでもすごい音がしています。離れて5機程通るだけでも激しい騒音なのに、当時は編成を組まれた殺しにかかってくる戦闘機。恐怖でしかないと思います。

涙を浮かべながら淡々と話してくれていましたが、話を聞くだけでも怖いと思ったのに、実際に経験しているおばあちゃんはどれだけ怖かっただろうか…経験した者にしかわからないでしょう。それは、はかり知れません。

お兄さんが出征しお見送りした直後の恋バナ。おばあちゃんは「兄をお見送りした直後ですごく複雑な気持ちだったけど、帰りに好きな人の自転車の後ろに乗った事がすごくうれしかった。」と、本当に今でも嬉しそうな表情をされていました。

しかし、お兄さんを送り出す事に「お祝い」という言葉が出た時に、話を聞いていた一同「それがお祝いなの??」と声を揃えて言いました。
誰もお祝いだなんて思ってないけど、祝い事として万歳をして送り出さなきゃならなかったのであろう。と思うと涙が止まりませんでした。

おばあちゃんの大切な人たちが次々と戦場に行きました。弟さんが無事に帰ってきた話を聞いて、おばあちゃんも当時、感極まったであろうと想像したら、本当に帰ってきて良かった。と、初対面で家族構成もよく知らない全くの赤の他人ですが、お友達に笑われるくらい号泣してました。

「今の人達は幸せだよ。きれいな服を着て出かけられて、好きな人と結婚できて。」と言われて、「本当にそうだな。」と思いました。

すぐ悩んでしまう性格ですが、私の悩みなんて全然大したことないと思います。だって死ぬことに怯えて生きてないですから。
誰にも命を狙われていません。毎日楽しいと思える時間があり、死に直面する事はまずありません。衣食住に困ることもありません。

当時の都会の人は、食べるために農家に嫁ぎに来ていたそうです。
当時、生きていくために複雑な気持ちで結婚再婚された方が多かったことでしょう。家を守るためにご主人の兄弟親戚と再婚することが当たり前だったそうです。現代社会の価値観で考えたらカオスでしかないです。

でも、当時の方々がそうしてくれたから今があるわけで…
想像以上の苦労の上に今の社会があるわけで…

なぜ戦争をしなくてはいけなかったのか。根源を考えた方がいいと思う。
戦争で犠牲になるのはいつの時代も若者たち。戦いに行くのは若者で、いい年をした大人たちは安全なところで勝手なことを言うだけ。

歴史は勝者の物語。historyの語源は知りませんが、「彼の物語」って見えなくもない。

本当の事はどうだか知らないけど、私は日本が奴隷解放のために日本と世界を守ろうとした説を信じます。世界中で起きている土地争いや宗教戦争とは違う戦いだったと信じています。だから、大東亜戦争後、表立った戦争をしていないのだと。右翼だの保守派だの言われようと、自然豊かな土地と愛に溢れた人が多い日本が大好きです。日本の歴史をいろんな角度から見ると、いろんな国の文化が日本風にアレンジされ日本文化になり、遠い昔に世界中から日本に集まり今の日本人になっているとしたら、みんな地球人であり、親戚で、宇宙規模で言えばみんな宇宙人だな(≧▽≦)

日本に限らず、国と国は対立してても個人レベルでは親友だったりするし。戦争で死にたくないし殺されたくもないし、誰も殺したくない。と思っている人がほとんどではないかな?
優しいだけでは生きてはいけないので、違う価値観の人とは住む場所を変えればいいと思う。お互いに関わらなければいいじゃない。干渉するから喧嘩になるのは個人レベルだろうと国家レベルだろうと同じ様に気がする。

日本文化は世界を混ぜてる訳じゃなくそれぞれを尊重する「和え」らしいです。日本を象徴する漢字だと思います。

【和】 

最後に今日出会ったおばあちゃんのこれからの人生には楽しい事ばかりでありますように。これからも愛に包まれた人で囲まれていますように。祈っています。そして、今日という日に感謝申し上げます。

これからどう生きていくか迷走中で頭の中がお花畑なアラフォーですが、心から地球上の生命が本当の意味で平和でいられる世界になるように願い、祈っています。そして、微力でも行動します。

最近読み終えた本で更に影響受けてます。

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作成者: ahirukori

雑記ブログになると思います。〜戯言〜の読み方はその時の内容で「ざれごと」でも「たわごと」でも解釈いただけたらと思います。 このブログが子供達にバレたら遺言にでもなればいいと思って書こうと思ってます。

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